
力で封じ込める大谷、試合をつくる涌井
今季のパリーグ最多勝は、日本ハムの大谷翔平とロッテの涌井秀章が分け合った。二人は全くタイプの違う投手だ。投球内容も異なっている。
そんな二人が「最多勝」という一つのタイトルを分け合う。これも野球というスポーツの妙味ではないかと思う。二人の今季の投球内容を徹底比較してみよう。
まずはSTATSの比較からだ。勝利数は同じ15だが、登板数は涌井が6試合多い。二刀流の大谷翔平は、登板間隔が広かったうえに、5月初旬にローテーションを飛ばしている。敗戦数は涌井が4つ多い。
QSとは6回以上投げて自責点3以下で投げた試合。投手の最低限の責任とされる。大谷は22登板で16QS、涌井は28登板で21QS。ともにQS%は70%を超え、安定感があった。涌井の22QSは、パでは楽天の則本に次ぐ2位だった。
投球数は大谷が2462球、涌井が3127球。1イニングあたりの投球数は大谷が15.32球、涌井が16.57球。涌井が多い理由は被安打が多いためだ。打者あたりの投球数は大谷が3.96球、涌井が3.98球とほぼ同じ。この数字は、4が標準的とされる。二人とも標準的だ。
被安打率は大谷が.180、涌井が.254と大きな差が出た。自責点は大谷が40、涌井が71。防御率は大谷が2.24、涌井が3.39。これはパの平均防御率3.60より少し良いだけだ。
援護率は大谷が3.92、涌井が4.82。大谷の援護率はリーグで2番目に低いが、圧倒的な投球をする彼にはあまり関係がない。しかし1試合で3点以上奪われる涌井にとって、リーグ2位の5点近い援護は大きな助けになっている。
1完投あたりの与四球数BB9は、大谷2.58、涌井2.72とほぼ互角。ともにリーグ平均3.22より少し良い程度。しかし1完投あたりの奪三振数SO9は、大谷10.98、涌井5.58と大きな差。
大谷は160km/hの速球を武器に打者を圧倒する。そして三振を奪いまくる。涌井は安打を打たれ失点しながらも、粘りの投球で「試合を作る」。この差がデータにはっきり出ている。
来シーズンはもう少し防御率下がるとええな
最多勝って大谷みたいな球界を代表する投手がとることもあれば
こいつこんなに打たれてんのに最多勝かよって受賞も少なくないもんな
>NPBでは3000球以上投げた投手は翌年、成績が落ちることが多い。
これ誰か検証してみてや
メッセすごいね
則本が2013のCSと日シリとか今年のプレミア入れたら
新人から3年連続3000球超えてるらしい
CSや日シリ、侍で投げた選手は
シーズンの数字に加算されない数字が結構ありそう
無援護だからそういう場面が増えてて結果的にそうみえるだけでしょ
大量援護あったら大事な場面がそもそもなくなるし
セだとそれでも真ん中ぐらいなんだよな
菅野とか打線がクソなせいで成績の割に年俸安いし
岩隈とダルがサイヤング獲れへんかったのシャーザーが20勝以上しとったからやろ
3340球 215.2回 前田健太 2.21→2.46
3331球 204.1回 金子千尋 3.30→2.43(155回)
3308球 196.1回 涌井秀章 3.67→2.93
3241球 203.2回 成瀬善久 3.31→3.27
3234球 202.0回 ダルビッシュ有 1.78→1.44
3163球 202.1回 久保康友 3.25→3.78(規定未満)
3117球 182.2回 杉内俊哉 3.55→1.94
3083球 182.2回 永井怜 3.74→2.81(規定未満)
3072球 188.0回 チェン 2.87→2.68
3042球 178.0回 村中恭兵 3.44→4.29(規定未満)
3013球 201.0回 岩隈久志 2.82→2.42(規定未満)
3400球 216.0回 前田健太 2.46→1.53
3396球 232.0回 ダルビッシュ有 1.44→メジャー
3023球 209.1回 ネルソン 2.54→7.15(規定未満)
3132球 226.1回 田中将大 1.27→1.87(173回)
3101球 189.2回 成瀬善久 3.27→2.83
3002球 200.1回 能見篤史 2.52→2.42
【2012年】
3189球 196.2回 メッセンジャー 2.52→2.89
3174球 206.1回 前田健太 1.53→2.10
3143球 200.2回 成瀬善久 2.83→3.00(規定未満)
3060球 193.1回 攝津正 1.91→3.05(162回)
3455球 223.1回 金子千尋 2.01→1.98
3265球 196.1回 メッセンジャー 2.89→3.20
【2014年】
3544球 208.1回 メッセンジャー 3.20→2.97
3221球 202.2回 則本昂大 3.02→2.91
3000球 191.0回 金子千尋 1.98→3.19(規定未満)
コンスタントに3000球投げてんのマエケンとメッセあと成瀬くらい?
金子と涌井は故障したからな
マー君みたいにスプリットpは故障しやすい
黒田とかあんま投げへんし

コメント
ヘロヘロになりながらもなんとかする涌井はほんとにエースだなって思った。外様だけどここ5年くらいで一番信頼されてる感じがする。
沢村賞とった年の涌井さんはマジで凄かったからな
27試合で3555球やぞ
150球超えた試合もいくつかあった
理由はただ一つ、勝つためには完投するしかなかったからや
あの年のリリーフの酷さに比べたら、増田やともみがおる今なんて極楽よ
勝敗と防御率しか出てこない日本
頑張ってもQS、HQSまで
ただやみくもに投げてる大谷と違って涌井は技術と内容で勝負してたな
ハムのほうが順位こそ上だったけど
大谷は「最多勝だがチームを優勝に導けなかった」
涌井は「最多勝の活躍でチームを三位にさらにはCS2ndに導いた」って感じだな
あとここもうパワプロ「攻略」は外した方がいいんじゃない?
全く攻略してないじゃない
検索でも誤解招くだろうし
まぁでも大谷の方がいて欲しいけどな
大谷の方がいい投手だし涌井が援護運があったのも認めるが
大谷は前半戦相当運がいい勝ち方が多かったから大谷も実力以上に運で勝ってる試合があった
途中降板なのに勝ちを拾えてる試合が結構あったからな
菅野が負け越したのはよく言われるけど相手もエースだからそんな勝ち方はなかなかできない